種 既に蒔かれけり (2)
よろづをしたたむ玉水のゆくへ 悉く写す万華の鏡
睫見えぬも足下から鳥が立つ 狐は如何に
めさましぐさ食む卵孵しの理 弧は如何に
地鎮鬼火よ 芽流樺をして仕組み 聞こしをす麻本呂婆の
種 既に蒔かれけり
言の葉 足るまじくなむ よのすゑ騒がし
形 而して上に学ばんを 下に学する道なり
幾星霜影フミて 幾星霜モノ語る
ツチ鋤く世の理 一刹那 一刹那
種 既に蒔かれけり
よろづをしたたむ玉水のゆくへ 悉く写す万華の鏡
睫見えぬも足下から鳥が立つ 狐は如何に
めさましぐさ食む卵孵しの理 弧は如何に
地鎮鬼火よ 芽流樺をして仕組み 聞こしをす麻本呂婆の
種 既に蒔かれけり
言の葉 足るまじくなむ よのすゑ騒がし
形 而して上に学ばんを 下に学する道なり
幾星霜影フミて 幾星霜モノ語る
ツチ鋤く世の理 一刹那 一刹那
種 既に蒔かれけり